top of page


【コラム】”君津システム”とは
学会に「君津方式」、あるいは「君津式」という呼び名があります。 日本における地質汚染の調査と浄化の、原型となった手法を指す言葉です。 君津とは、千葉県にある1つの市の名です。東京湾に面した、房総半島の内房にある市です。 なぜ、1地方の市の名が、技術の名になったのか。 なぜ、1地方の市の名が、社名になったのか。 答えは、この土地の地下。その守り進化し続けてきた「歴史」にあります。 1 上総掘り 君津市には、1300カ所以上の自噴井が確認されています。ポンプを用いず、地下から水が自らの力で噴き上がってくる井戸のことです。市内の小糸という地名は「小井戸」に由来するという説があり、周辺には泉、大井、大井戸、など、井戸にまつわる地名が並びます。久留里地区には、地下400メートルから600メートルの深さから自噴する井戸が、飲料用を中心に約200現存しています。この水は環境省の「平成の名水100選」に、「生きた水・久留里」として選ばれました。 その多くを掘ったのが、上総掘りです。 『君津郡誌』には、文化14年(1817年)、現在の君津市域で井戸掘り職人が削井を


【コラム】土は廃棄物ではない? 法律の目が届かない「盛り土・残土」の危うさ
◆ はじめに 建物を建てたり、道路を造ったり、トンネルを掘ったりする工事では、必ず大量の「余った土や石」が出ます。これを「建設発生土」、通称「残土石」と呼びます。 この残土石が、実は私たちの暮らしと深いところでつながっている—— そのことを、多くの方はまだご存知ないかもしれません。 今回は、盛り土・残土問題の本質についてお話しします。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◆ 「建設発生土(残土石)」とは何か? 建設工事から出るものは「建設副産物」と総称され、コンクリートの破片・アスファルトのかけら・木材・金属くず・汚泥など、さまざまな種類があります。 国土交通省の平成30年度(2018年度)調査によると、日本では年間約2.9億㎥の建設発生土が生まれており、そのうち現場内で約1.6億㎥が有効利用され、残りの約1.3億㎥が工事現場の外に運び出されています。 なお、都市部の工事では砂が多い「残土」が出ますが、山岳部の高速道路やトンネル工事では岩が多く出ます。私はこれを「残石」と呼び、両方を合わせて「残土石」と表現しています。...


【コラム】「見えない大地の汚れ、誰がどう伝えるべき?」 ~Public Risk Communicationについて~
普段、私たちが歩いている地面の下には、目に見えない有害物質の“よごれ”が広がっていることがあります。日常的な人々の活動や工場の操業に伴い、時には不適切な「盛り土」や「残土石処分」「廃棄物最終処分場」などによって、地下の土や空気や水が汚れてしまうのです。これを「地質汚染」といいます。 地質汚染は、目には見えません。でも、もしその土地を住宅地や公園として利用したら、私たちの健康や子どもたちの未来に悪影響を与える可能性があります。だからこそ、「どこに、どのくらいの汚れがあるのか無いのか」を正しく調べることがとても大切なのです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◆ 君津システムが開発したKPM法(KIMITSU Prospective Method for comtaminated vadose zone )とは? 一般的な調査では、広い土地に対して30mや10m四方の区画(メッシュ)を配し、その一部分でしか調査せず、汚染の見落としや調査精度のバラつきが山積しています。創始者である君津システムは、5mを超えるメッシュを配すること無く、


微生物の力で地球を守る! 「バイオ・レメディエーション」とは?
「土や水が汚れてしまったら、もう元には戻らない」ーーそんなふうに思っていませんか? 実は今、自然の力を活かして、環境をきれいにする画期的な技術が注目されています。そのひとつが「バイオ・レメディエーション」という方法です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◆...
bottom of page